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dimanche 16 mai 2010

写真のはなし(3)

こんばんは。皆、元気ですか。今夜はか細い月と金星の接近でちょっとびっくりするような不思議な景色で。いま、あなたの地域が晴れているならば、ちょっと表に出て夜空を眺めてみて下さい。

さて、写真のはなし(3)です。こうして、デジタルだけでなく銀塩フイルムに、画を描くような気持ちでシャッターをきり始めることになりました。こうして、もう一度古いペンタックスの単焦点レンズの映し出す画を愛でることになりました。お金はあんまり掛かっていません。なにより銀塩器材は昨今ずいぶんお買い得で。しかしながら、機械を操作する楽しさも、機械そのものの美しさも。デジイチはどうやっても、たぶん銀塩カメラには遠く及びません。操作音や,振動や、重みや、そういった(効率やスペックでは表現できない)感性的な部分こそが多分にヒトに最も大切にも思えて。言い過ぎでしょうか。写真は光と時間の結晶、とはどこぞの有名な写真家の言葉だそうです。だいぶん大仰過ぎな喩えですが、なかなかに云い得て妙でもあり。

デジタルの恩恵をも、勿論存分に浴びて。なにより昨今のスキャンニング・テクノロジーは大昔のネガをも美しくよみがえらせてくれて。6x7か645中判にも少し手を染めることになりそうで。あなたと止まり木で過ごした時間も、綺麗に撮れていれば。現像があがり次第このページに挙がってくるかもです(でも、本当に重要な仕事の写真はデジイチで撮らざるをえないこのくやしさ、です)。そういうことで、そういうことで。

旅の荷物は明らかに少し増えてしまいますが。カメラ・マニアではなく、蒐集家ではなく。光と時間を愛するものとして、なんちて、ですね。妙なる刹那を見落とさぬよう、丁寧に暮らしていければと、そう思います。飲みすぎですね。今夜は少し長い稿になってしまいました。「写真のはなし」はこれでおしまい、ここまで読んで頂いたあなたに感謝。本稿末の写真はオリンパスμ(35mm)で撮ったルクセンブルクの街角です。拡大してご覧あれ。(了)

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