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dimanche 9 mai 2010

写真のはなし (2)

一眼レフカメラを持ち歩くなんて馬鹿げている。

かさばるし、重いし、(衝撃や,振動や雨などで)壊してしまわないか気を使う。なにより使い捨てカメラやコンパクトカメラで十分にきれいな画が出せる、これが長年に渡っての僕の持論でした。

少し前に、ようやく手の届く値段に落ち着いてきたペンタックスのデジイチを購入しました。画質の素晴らしさもさることながら、大昔の銀塩用レンズが共用できることが驚きでした。現像代を気にせずに済む嬉しさ、昔買いそろえたり譲ってもらったりした単焦点レンズの絞りリングの確かな操作感を味わいながら、馬鹿みたいにたくさんの写真を撮り続け、なるほど露出はシャッター速度とは感度とはそう云うことだったそう云う意味だったのかと今更ながらに溜飲の下がる思いで。同時に、80年代のペンタックス銀塩カメラの格好よさへの思い入れが噴き上がりました。

なにより家電製品になりきってしまったデジイチと異なり、今時の製品にはみられぬ機械部品としての魅力(?)も相まって、これがもう一度銀塩写真を撮り始めるきっかけになりました。(つづく)

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